「Number One!」でa-ha特集
ドイツのKabel Erinsショー「Number One!」は45分間のa-haのドキュメンタリーを放映しました。a-haが解散を発表した直後の2009年秋に撮影されたものが大半です。モートン、ポール、マグネは個人別に取材を受け、共に活動してきた歴史、活動の節目、なぜ今a-haを止めることを決意したのか、などについて語っています。以下、インタビューの抜粋をお届けします。番組を見損なった方は、以下のリンクで映像をご覧ください。

なぜ、今解散を決めたのか、という質問に対し ポールはこう語っています。「どのアルバムを作るときも、すごく大変だった。たくさんのプロセスを経なければならない。僕らも自分たちに甘くないからね。押し合いへし合いが多くなる。これが多分最大の原因だね・・・。ある意味もうクリエイティブになれなくなってしまった。むしろ破壊的になってしまったんだ。」
解散は、3人で決めたものですか?それとも、反対意見も出たのでしょうか?
「もし反対意見を出したものが居たとしたら、それは僕だろうね。次のアルバムについてすでに考えていたし、曲も書いていたから。もう1枚アルバムを出したいと提案した。でも言ったとおり、(解散が決まって)なんだかわくわくしているんだ。他にできることがたくさんあるからね。楽しみだよ。」
a-haとしての25年を振り返ってみて、まず何を思い出しますか?
「僕にとっては、アルバムと音楽だね。スクラップブックみたいなものなんだ。どの曲を聴いても書いた当時の思い出が蘇ってくる。写真集みたいなものだね。どのアルバムにも独特の味わいがあって、僕らはずいぶんいろんなことをやってきたと思える。まさにboy’s adventure taleを生きてきた。世界を何度も周った。いろんな場所でレコーディングをした。今まで出あった人たちにまた会える。特によかったのは、僕が妻と出会ったのは、a-haがデビューする前だった。だから、すべての経験を妻と共有できるんだ。たくさんの素晴らしい思い出につながっているよ。」
もしa-haを1文で言い表すとしたら?
「3人のソロアーティスト。」
ポールは、曲作り、音楽的な影響、そして初期のa-haについても語っています。
ポールインタビュー パート1 | ポールインタビュー パート2

モートンは『Take On Me』の成功についてこのように語っています。
「こういう形で成功したことで、唯一後悔があるとしたら、その後、別な形でも成功できたのか証明できないことだよ。音楽ビデオがこれほどまでに重要になる前にデビューできたらよかった。僕らがスタートしたのはまさにその時期だったからね。」
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「僕らのデビューより10年か15年、もしくは20年前にバンドに居られたらと思うよ。当時は僕らの時代より、もっと音楽に重きが置かれていた。」
さらにモートンは、『Take On Me』が3回リリースされたこと、そして正しいプロモーションとレコード会社が完全にバックアップしてくれることの重要性について語っています。

マグネは、『The Living Daylights』、ロックインリオ、そして音楽業界のメカニズムについて語りました。
「今現在イケてるのだったらイケているし、イケてないのだったら、イケてないんだ。若い世代のミュージシャンからアドバイスを求められる度に、アドバイスするは難しい、きっと聞きたくない内容だろうから、と言うよ。成功を収めてそこに居られるのは幸運だからだし、翌日もそのポジションに居られたらより幸運だったということなんだ、とね。」
1993年の活動停止について、マグネはこのように語っています。
「たぶん争い合うことに少々疲れてしまったんだと思う。僕の場合は、有名人であることに完全に嫌気が差してしまったんだ。なぜ人々が成功すると道を迷ってしまうのか理解できるようになっていた。成功することが無意味なことに思えてくるんだ。成功することが自分にとって意味を成さなくなってくる。充実するどころか空虚な気持ちになるんだよ。」
「もし同じ立場に立ったことがなかったら、あまり理解してもらえないかもしれない。2週間前、バルセロナでクリス・マーティン(Coldplayのボーカリスト)とこのことについて長い時間語り合った。僕は、毎晩ステージに上がることを楽しめるような工夫が必要だ、と言った。あまりエネルギーを放出してばかりいると、最後にはエネルギーを取り込むことを止めてしまう。取り込むことを止めてしまったら、徐々に空虚になってしまって自分の持っているものを失ってしまうんだ。」
「キャリアのトップにいることはできる。つまり、Coldplayよりもっとビッグになることは現時点ではできない。楽しいと感じることなく頂点にはいられるんだ。それは怖いことでもある。自分で築き上げ、成功するためにありとあらゆる努力をしてきた。あるとき突然、その気持ちを忘れてしまう。なぜこんなことをしたのかとか、こんなことをして何の意味があるのか、と思えてくる。時には砂でできたお城を踏み潰してでも最初からやり直す必要があるんだ。」
ドイツのファンは、Kabeleins.deでインタビュー映像をごらんください。ドイツ以外の国のファンは、こちらからインタビューのクリップをいくつか閲覧できます。
翻訳:Mayumi 協力:Megumi Haraasa(http://www.a-hafansiteinjapan.com/)
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